2014-04-29(Tue)

たまこラブストーリーについて。

『たまこラブストーリー』見てきました。今日二回目見てきちゃうくらい面白かったです。あ、ネタバレばっかです。


 自分はもっと『たまこまーけっと』とは区切りをつけたような、一種のパラレルワールドみたいな方向性でやるのかなあとか勝手に思っていたんだけど、しっかりと『たまこまーけっと』の上に積み重ねるような内容で、そこがまたよかったです。
 『たまこまーけっと』はデラとたまこが変わらない商店街の中から周りの人達を変えていく話だと思っています。あー商店街とたまこの空気を周りの人達が感じ取って変わっていくと言ったほうがいいかもしれないかも。
史織は商店街の歓迎があってたまこのアプローチがあって、デラの言葉があって「すごく楽しかった」と伝えられる子になったり…

 んで『たまこラブストーリー』は変わらないはずだった商店街からの変化によってたまこが「宇宙の入り口(『たまこまーけっと』で史織が10話くらいに使ってた言葉)」に立たなければいけなくなってしまったお話かなあと。「変わる」は『たまこまーけっと』でも印象的な言葉でしたが、『たまこラブストーリー』ではもっと露骨に使われていた言葉な気がしました。そんな感じに意識できるのも『たまこまーけっと』があったから意識するわけで、商店街愛、というか家族愛を大事にする、ってな感じで終わった『たまこまーけっと』の後にやるからこそ、このドストレートなラブストーリーが響くんだと思うような気がする。
 そういえば予告編で「人は変わるよ、変わるよ人は」みたいなセリフあったけど、本編じゃ使われてなかったような。この言葉って周り、もしくは自分が変わり始めたことをはっきりと自覚する瞬間に使われるもんじゃないかな、なんて思っていたので、劇中でその瞬間が見られることが楽しみだったんですけど…なかった…よね?
 なにはともあれ、そのちょっと怖い「宇宙の入り口」を印象づけるためにも最初は宇宙からスタートして、本編でも夜空が「宇宙の入り口」として象徴的なものになっていた気がします。
 ついでに言えばたまこに告白した後からもち蔵の部屋は夜空がデザインされたカーテンで閉めきってしまうわけですが、それもたまこが普段は意識していなかったもち蔵の部屋が「宇宙の入り口」に変化してしまったってことなのかも。
あと夜空のカットで印象的だったのはもち蔵から告白された後にうさ湯から逃げ出したたまこが見上げた夜空かな。最初は町並みの合間に存在するような夜空が、たまこが見つめれば見つめるほど大きく広がっていって、最終的にたまこは目を背けてしまうっていう。まさに「宇宙の入り口に立った」ような不安を象徴しているんだけど、その後夜空をキラキラした目で見つめることができるお母さんが作った曲を聞くことによって、たまこの気持ちが変わってくるってのも説得力あるカットだったなあと思いました。そんな夜空を見上げることができるか、みたいな部分について考えるとバトン部の発表で使った曲が「上を向いて歩こう」ってのが意味深に感じてきますよな。

 早速横道に逸れまくってるけど、テーマみたいなものは自分はそんな感じかなあなんて漠然と考えてる。こっからはもう『たまこラブストーリー』見て良かったとこ適当に挙げてく。
 
 早速前に書いたことと被る感じでアレだけど、たまこにとって商店街は我が家で家族なんだなってのが伝わってくる画面が最初見て一番しびれた部分。『たまこまーけっと』よりも商店街がたまこにとって安心できる場所なんだなって直球な感じで伝わってくるシーンが多かった気がする。
例えば序盤でたまこが学校から帰ってくるシーン。友達と別れた後にカット割って足元写して踵を返して商店街の敷居を跨ぐ。その時に自然とたまこが発する「ただいま」ってセリフがなんかとてもグッときました。やっぱ劇場で見るってなると自然と肩に力が入っちゃうんだけど、その瞬間からたまこと共に商店街に帰ってきた、いつもの景色が戻ってくた感じが自分の中でしたからかもしれない。
その後もち蔵に告白されてからも商店街に帰ってくるシーンがありますが、もち蔵のことしか考えられなくなっているたまこに対して商店街のみんなはいつもどおり「おかえり」って言ってくれて、久しぶりにあったさゆりに喜んで、スキップをして進む…たまこにとって商店街は自然のたまこでいられる空間である、嬉しい楽しいが詰まった場所だってのをスキップで表現するってのも良いなあなんて思ったり。
その後もち蔵に会ってしまって固まってしまうたまこってのがまた、普段商店街のみんなの一人であったはずのもち蔵が変わって見えるようになってしまった、異常な感じが伝わってきてまた良い。早朝の商店街を歩くところも、もち蔵とだけが「いつもどおり」じゃない、世界の色みの無い感じが伝わってきていいですね。それがいつも色鮮やかな商店街だからこそなおさら。

 仕草でキャラ付けできてたり、キャラクターが考えていることがなんとなくわかる…ってのは『たまこまーけっと』でもそうだったんだけど、やっぱそういう部分上手だなと思った。
中でもみどりが印象的だったかな。みどりはあんまりオーバーなリアクションはしないし、作中ではその内心は隠せてるっていうことにはなってたけど、みどりに対してカメラが真正面から捉えていることが多くて、むしろ見ている側にとってはみどりの表情が物語の進行において中心に近い存在になっているってのが面白いですね。その表情も目線を移すってのが基本で、トイレの前でもち蔵と話すところも「告白する」ってのを聞いたところ以外は目線での感情の表現が基本的だった気がする。中庭でかんなと史織に告白されたことを打ち明けるシーンもたまこがそれを話す前にみどりを一回見る(その視線移動につられてかんな史織もみどりを見る)カットをきっちり入れてるのも。
あ、そうそう。その中庭での件で史織が「ただ嬉しかったって言えばいいんだよ」みたいなこと言うのも良いですよね。「楽しかった」の一言で世界を変えた史織がそれを言うことに意味がある、みたいな。

あとみどりがいつも荷物持ってて笑った。あれは山田さんの大っきい荷物持ってる系女子萌えがフルパワーな感じで実にいいね。あとかんなの体育館シャカシャカ走るやつとかね。
山田さん女の子のださかわいいみたいなやつ表現すんのほんとうまい。あんこが糸電話投げ返すとこの投げ方とかほんともうすごかった。あと脱衣所の(よくわかってないけど)女の子脱ぎとかダンスに合わせた笑顔のタイミングとか足のカットとかそういう細かい部分挙げてたらそれこそキリがない。でも相変わらずもち蔵は可愛くなっちゃってた。あとそういうとこ気になって見てると南の島の~のところでメチャが片手で杵持ってるカットとか気になっちゃうからアレだね。


 告白シーンも良かった。たまこの手をとることができなくて、たまこが川に落ちた瞬間、もち蔵とたまこの間に決定的な変化が生じたのかな、とか告白されて走るたまこの世界は商店街のみんなでさえ色になるとか。んで走った最後には星がキランと舞ってるのはまた宇宙云々の一つかなとか。

 


 でも結局たまこがもち蔵のことを好きだったのか~みたいなところは正直そんなでもなかったんじゃないか派でして、弁当食ってるとこの回想で、もちクッションみたいなの使って励ます腕は確かにもち蔵の腕ではあるんだけど、それがもち蔵だったってたまこが思った時って具体的な根拠みたいなものは無くて、頭がもち蔵でいっぱいになったたまこが考えた結果なんじゃないか…なんて思っていたりもする。
でもまああのたまこが恋をしたらどんな表情してどんなこと考えるんだろう?ってのが一番の見所だと思っていたので正直そういうのはどうでも良くて、あんなにおもいっきりたまこの表情を見せられたらそれだけでもう楽しくてしょうがなかったので、もうそれでいいと思いました。こんなにごちゃごちゃ書いたくせにそういうことにしておきたいと思います。

いやー相変わらず意味わかんねえ感想だなあ。もっとなんか色々あった気がするのでまた見に行ったらごちゃごちゃ加筆したい。
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アニメ『グランブルーファンタジー』に斉藤良成さんがメインアニメーターとして関わるようですよ。絶賛応援。

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