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2018-02-14(Wed)

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』5話について。

 どうも。じゃんじゃん更新。

 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』5話は、「本当の気持ちを知る」物語だった。
 シャルロッテの「ダミアンの気持ちを知りたい」という想いに、ヴァイオレット自身の「愛しているを知りたい」を重ねて、気持ちを伝え、受け入れられた時の感情を知る。
 
 Aパートは思い通りに行かないシャルロッテの気持ちにスポットが当たる。ヴァイオレットとの初対面時の会話やアルベルタとのやりとり、代筆された手紙を受け取った時…幼さの演出としてベッド内のシャルロッテというのも印象的だったけど、ちょっとしたところに見え隠れする、対話の中での幼さも心に残った。
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 それに対する、という立場でシャルロッテを見るアルベルタ、そしてヴァイオレットの立ち位置、というのが序盤は多い。
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 見守る、と言うまでの親しさはなく、あくまで相対する、というポジションであったように感じる。

 Bパートは姫は自分を客観視したり、自分の立場を理解した行動も増え始める。その中で自分の本心を伝え、受け止めてもらいたいという部分に焦点が当たり始める。ターニングポイントはシャルロッテとヴァイオレットが庭園で芝生に座り、会話をするシーン。
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 同じ年代の女の子、という立場が強調されたような、二人横並びの空間。山田さん演出回の『小林さんちのメイドラゴン』8話でも印象的だった地べたに座るという関係。必然的にローアングルになり、2人の関係性が変わり始めたことを感じさせる。
 その後のシャルロッテとダミアンの出会いの回想で、ヴァイオレットは初めて人が愛する感情を持つキッカケを知る。シャルロッテにとってはありのままの自分を見てくれる、ということが愛する感情の芽生えであったように見えたけど、ヴァイオレットにはどう映ったんだろう。

 そしてシャルロッテが「ダミアンの本当の気持ちを知りたい」と口にした時、画面はヴァイオレットに寄る。
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 このポン寄りがとても良い。ヴァイオレットの心を動かす一言として、すごく印象づけられる。

 そしてヴァイオレットの根底にある「気持ちを知る」という感情が動きだし、ブローチが映る。
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 これによってヴァイオレットがシャルロッテにより心を近付け、シャルロッテの「知りたい」という感情寄り添い、見届けようとしていることが強く伝わる。

 シャルロッテが直筆の手紙を書く時、後ろで見届けるヴァイオレットは代筆人というよりもシャルロッテに寄り添う者としての姿として映った。ヴァイオレットは今回、後ろから見守る存在であったり、同年代同士で横並びの関係であったり、様々な立場でシャルロッテと関わっていた。
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 月下の庭園の空間の狭さも良い。画面の緊張感とシャルロッテにとって「ダミアンしかいない」というダミアンへの没入感が伝わる。
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 フルショットなのも面白い。ダークファンタジー感…というか『エコール』っぽい侘しさ感じる画面。

 ラスト、シャルロッテは自身の気持ちをダミアンへ伝え、そしてダミアンの気持ちを知り、無事婚礼に臨む。
 シャルロッテは「ヴァイオレットにも婚礼衣装を見てほしかった」と言ったけれど、気持ちを受け入れられた先にある幸福と、変わることの不安があることも見てほしかったのかもしれない。

 関係性の移り変わりとともにダミアンやアルベルタも含め、互いが互いの感情に寄り添い始め「本当の心を知る」。その過程がとても鮮やかで、とても優しい。最後のヴァイオレットの表情にもそれが溢れ出ていた。
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 その他、面白かったところ。
 シャルロッテがしゃべらず語る、みたいなカットがところどころ散りばめられていた。
 今回はヴァイオレットが寄り添うシャルロッテが、そばにいないダミアンの気持ちを知ろうとする、という構図だからどうしてもシャルロッテの考えを話す部分が全面に出てくる。その分喋らずに芝居で見せる、という画面が印象に残ったのかも。
 特に印象的だったのは、ヴァイオレットが「涙を止めて差し上げたい」と告げた後のシャルロッテ。
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 アルベルタが起床時に「姫」と声をかけるともう起きている。FIXでパっと切り替えられるカット割りには何かが変わり始める兆しとしての印象を受けた。幼さの表現として使われていたベッドの中で、ひとつ成長の兆しを感じさせるような。


 あとは涙。シャルロッテが度々流す涙の粒も、その状況によって大きさも流れ方も違う。
 幼さの強調としての大きな涙もあれば
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 瞼にたまるだけの涙もある。
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 3話のルクリアの涙でも思ったけど、最近の京アニ作品とは少し異なる涙の粒が『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では見られる。『響け!ユーフォニアム』だったか『聲の形』だったかのコメンタリーでも山田さんが言及していたピンク色の涙とか使ってくるのかと思った。 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は色を意識した作品でもあったからどこで使うのかなと思っていたけれど、作風があるからか、透明で繊細な涙の描写が多い。それもシチュエーションによってきちんと描き方を変えているのが、また面白い。

 

 
 今話でも、「もしも気持ちが受け入れてもらえなかったら…」と話すシャルロッテと、それを見つめるヴァイオレットが描かれていたり、この作品はキャラクターが今までに経験した感情、というのをすごく大事にしている。ついに愛しているの成就にまで寄り添えることが出来たヴァイオレットだったが、ギルベルトの兄と再会。ヴァイオレットが今まで手にした感情がどうなるのか、という部分も気になる。
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